ポジションを変えて書くと、冷静になれる
2022.09.06
こんにちは。
中島輝です。
あなたもお仕事で上司から注意を受けたり、
パートナーと喧嘩してしまったり、
子供が怪我をしてしまったり、
日常生活で、何かとネガティブなことが起きて、
負の感情に襲われるかもしれません。
そんな時は、「ポジション・チェンジ」という
テクニックで視点を変えてみましょう。
ネガティブな負の感情を赤いインクだとして、
それを水に垂らしたとしましょう。
ペットボトルのミネラルウォーターに
垂らしたとしたら、ボトルの中の水は
赤く染まってしまいます。
でも、大海原であれば、何滴、何十滴
垂らそうと水の色は変わりません。
そう考えたら、今、自分の感じている
ネガティブな感情は大したことは
ないと思えるようになります。
こんなふうにネガティブな負の感情への
見方を変えるテクニックを心理学用語では、
「ポジション・チェンジ」と言います。
ものの見方が変わり、負の感情が小さくなったり、
こだわっていたことがどうでも良くなったりします。
つまり、感情をコントロールできる自己肯定感が
高い状態が生まれるのです。
「ポジションチェンジ」はまさに今のこの瞬間の
怒りや恐れに対して利用するのもいいですし、
過去の忘れられない出来事への見方を変えるのにも
役立ちます。
また、常に頭の片隅にある未来への不安に
対しても用いることができます。
いずれにせよ、定位置に収まって離れないものの見方を
チェンジするのに役立つのです。
そこで、この「ポジション・チェンジ」のテクニックを
使ったノート術を紹介します。
例えば、あなたがカフェでコーヒーを飲んでいるとしましょう。
その時、ふと上司から叱責された場面を思い出しました。
厳しい指摘を受け、自分の仕事の仕方に不安を感じています。
そして、上司からまた叱られるのではないかという恐れも抱いています。
そんな時に、身の回りのものを使ってネガティブな
負の感情をポジションチェンジさせましょう。
そして、見えてきた感情をノートに書き出してみてください。
例えば、コーヒーカップを上司、
スマホをあなたとします。
そして、コーヒーカップの立場からスマホを眺めるのです。
つまり、上司がなぜあなたを叱責したのか。
上司の立場から考えてみます。
叱責するにもエネルギーが入ります。
時間を要します。
それでも上司はあなたを叱りました。なぜでしょう?
ノートに書き出してみてください。
「今後、あなたが大きなミスをしないように、今注意をしている」
「期待しているから、成長して欲しくて厳しくしている」
ポジション・チェンジさせると、
情勢の叱責の裏にある愛情や期待が見えてきました。
こうして、何か近くにあるものを使って擬人化し、
自分と相手のポジションをチェンジさせ
そしてノートに書き出してみるのです。
あなたのマインドスイッチが一瞬で変化します。
今まで執着していた自分の色眼鏡を
パッと外すことができるのです。
このように、ポジション・チェンジをうまく
使えば視点を変えることができ、
ネガティブな出来事もポジティブに
捉えることができるかもしれません。
ぜひ、日常生活で、ネガティブなことが起きたら、
ポジション・チェンジしてみてくださいね。
本日は以上です。
ありがとうございました。
中島輝