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こんばんは
中島輝です。
私たちは「あいまい」だからこそ様々な
状況に順応できるし、そこで生きられる
強さを持っています。
ただ、私たちは時として
「あいまいさ」を見失ってしまうことがあります。
それはやはり社会や周囲の環境が、
そうした態度を許さない場合が多いためです。
逆に言うと、人間は順応性が高いが故に、
周囲の環境や、空気や雰囲気に
支配されやすいといえます。
「これが正しい!」「それは良くない!」
と多くの人が二分法で考え主張し始めると、
それはとても極端な見方にも関わらず、
人は知らないうちに影響を受け
支配されてしまうのです。
中には、高い順応性をうまくいかして。
自分の強みに変えていける人もいます。
例えば、フィギュアスケートの羽生結弦
プロ野球選手の大谷翔平選手には似ている
特技があり、人の「まね」がとても上手だそうです。
二人とと、「あの選手の跳び方をして」
「あの選手の打ち方をして」と言われると、
すぐにその選手のマネができるのだとか。
つまり、順応性と適応力のレベルが
ずば抜けて高く、どんなことにも囚われない
縦横無尽の「あいまいさ」を持っているのでしょう。
人間にはそもそも高い順応性が備わっていることを
考えると、彼らはまさに、人間本来の
「生きるエネルギー」に満ちた人たちなのだと思います。
逆に、周囲に順応しすぎて、無理や我慢をして、
自分を追い込んでしまう人もいます。
そんな人はやがて、「あいまいさ」を無くして、
思考が固まり、マイナスの方向へとどんどん傾いていきます。
もともと持っていた高い順応性が、
方向を間違えて「囚われ」になり。
どんどん頑固になってしまうと言う流れです。
いやむしろ、そんな「とらわれ」を
振りかざさなければうまく生きていけないほど、
ストレスフルな環境にいる場合も
多いのかもしれません。
いつも強烈なプレッシャーに包まれている人が、
今の時代にはたくさんいるのだと推測します。
それは、人間本来の姿からしてとても生きづらく
周りにいる人も結構しんどい状態だといえます。
なぜ、同じ「あいまいさ」を持っているはずなのに、
人によって現れ方が違ってしまうのでしょうか?
私は、その人が「どこを見て生きているか」
によって変わる部分が大きいと見ています。
特にコロナ禍いおう、私が行っている講座や
セッションの参加者の話を聞いていると、
大きく3つのタイプに分かれるようです。
①過去を見て生きている人
②目の前の状況だけを見て生きている人
③ 未来を生きている人
①のタイプは、すでに新型コロナウイルスの
発生から二年半が経つのに、
いまだにそれ以前の過去を捨てられずに生きています。
「コロナが広まる前は仕事もうまくいっていたのに・・・」
「以前は気軽に旅行ができて楽しかった・・・・」
などと、つい目線が「あの頃はよかった」
と過去に向いてしまいがちです。
過去のいい記憶を思い出して気分がよくるのは
構いませんが、大抵は今の、
状況と比べて、
「あの頃はよかった」
「なぜあの時に〇〇しなかったんだろう」と
後悔し、どんどん気持ちが下がっていく傾向にあります。
つまり、過去に囚われて生きてしまうのです。
②のタイプは、逆にテンションが高くなり、
目の前で起こる出来事に一喜一憂しながら生きています。
コロナウイルスの状況で例えると、
「今日の感染者は〇〇人でどんどん増えている!」
「感染者が減ってきたから元に戻るかも!」
「今の時期に移動する人なんて信じられない!」
と感情が昂ったかと思えば、
「ワクチンが効かない変異株が出てきたら
どうすればいいんだろう・・・」と急に落ち込んでしまう。
中にはヒステリックな状態に近づく人も
増加しているようです。
一方、③のタイプは
コロナ禍が明けた未来をイメージして生きています。
そんな人は、仕事や生活が以前と変わってしまい、
仮に現状が厳しくなっていたとしても、
順応性が豊かなので、
「きっと幸せに生きていける」
「なんとかなるよ」
と自分を信じています。
未来がどうなるかは分かりませんが、
物事を「白か黒か」「ゼロかイチか」で
判断せずに、いつも柔軟な
いい塩梅の「あいまいさ」で生きているのです。
過去を引きずって生きるのか、
目の前の事象に囚われて生きるのか、
それともどんな未来でもしっかり順応できる
「あいまいさ」で生きるのか。
まずは、今自分がどのタイプに近いのかを
客観的に知り、「今ここ」から、
いい「あいまいさ」を身につけていくことが求められています。
このタイプの違いによって、
先が見えないこれからの時代を生きる展開が全く
変わることは言うまでもありません。
ぜひ、あなたも「あいまいさ」を
身につけてこれからの時代を強く生きていきましょう。
本日は以上です。
ありがとうございました。
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中島輝