色彩コラムvol.1
トリエカラーで"ポジティブイエロー"な日々を
2019.03.16
みなさんは“自分を楽しむ”こと出来ていますか?
大人になるといつしか「するべき、あるべき」の
役割に力をそそいでしまい、
「自由に発想し自分を創造する」心の赴くままに
動くことが出来なくなっているように思います。
ネガティブイエロー時代突入
人生100年時代。
これまで安心、安全と言われてきた働き方が保証されず、
今までの生き方では通用しない世の中に突入しています。
私たちに求められていることは多様性。
沢山の選択肢がある中で、自分の生き方、
進むべき道を見つけなければなりません。
とても生きにくい世の中でもあると言えます。
この情報があふれる社会にどれだけ自分を信じ、
自分を楽しませることが出来るのか?
これが現代の私たちに課せられている
テーマなのではないでしょうか
私は今、“ネガティブイエロー”時代だと感じています。
誰かが決めた価値観がすべて
色彩心理学でイエローは、
ポジティブでは「自由、楽観的、好奇心、知的、活発」、
ネガティブでは「不安、緊張、危険、用心深い」
などの意味があります
現代人はSNSの影響から周囲の声に惑わされ、
自分の考えがわからなくなり、
先の見えない不安や恐怖を感じたりすることがあるかもしれません。
また、「女性はこうあるべき、こうすれば幸せになる」と
誰かが決めた価値がすべてだと思い込み、
その価値に自分の心が揺れ、本来自由なはずの選択を
自ら阻害しているように感じます。
まさに“ネガティブイエロー”時代だと
言えるのではないでしょうか
「自由」は自分勝手、「楽観的」はいい加減
私は色彩心理を学ぶずっと前、イエローという色が苦手でした。
幼少期は、月の色を塗るときは黄色にオレンジを混ぜたり、
レモンを描く時も陰影をつけたり、
イエローがきつくけばけばしく見えていたのだと思います。
大人になってからも私には不快な色でしかありませんでした。
色彩心理学を学び、イエローの意味を知った時、
「自由」「楽観的」なキーワードにとても心が反応しました。
私にとっての「自由」は自分勝手、「楽観的」は
いい加減と解釈していたのです。
そして「こうあるべき、こうせねばならない」の
世界で生きていたことに気づきました。
それが当然であり、その生き方のほうが正解だと思っていました。
だからこそ、「自由」や「楽観的」を否定し、
無意識に自分を抑圧していたのだと思います。
それはある意味すべて相手に合わせた生き方だったのかもしれません。
周囲の意見や不確かな評価で振り回される生き方ではなく、
もっと彩りあるライフスタイルを送りたい。
イエローの意味を知ってから私はイエローが大好きになりました。
だからこそ、
今の時代はイエローの持っているポジティブ要素が
必要ではないかと感じています。
心の中ではやりたいことが眠っている
ここでみなさんに質問です。
何の制限もなく、お金も時間も何も心配がなければ何をしたいですか?
「何の制限もなく自由に」がポイントです。
「南の島にバカンスに行って、何もせずぼーっとしたい」
「仕事を全部やめて、世界一周旅行したい」
「欲しいと思うものを、片っ端から買ったり、
好きなものを好きなだけ食べたい」etc…
「何の制限もなく自由に」と言われても、
あなたは「自分にも出来そうなこと」を考えませんでしたか?
あるいは「リアリティがない事考えても無駄」と感じませんでしたか?
夢や目標がいつのまにか日常に失われ、
無意識の内に視野が狭まくなり、大きな夢どころか、
目の前の幸せを手に入れることに精いっぱいで、
いつしかあきらめ癖がついてしまっているのかもしれません。
もちろんそれを否定するつもりはありません。
理想と現実の差が多きければ大きいほど、
理想を求めても無駄と考え、
選択肢から外していったのですから当然のことです。
でも、ここで気が付いて欲しいのです。
「心の中ではやりたいことが沢山眠っている」ってことを
ぜひ知っておいて欲しいと思います。
もっと自由に、もっと快適に、もっと自分らしく
人生は有限です。
ひとりひとり違う制限時間があります。
よーいドンで始った人生のスタートが
いつか終わりを迎えるその日まで、
もっと自由に、もっと快適に、もっと自分らしく、
自分の中にある「枠」を外す作業。
私たちは、自分の人生を生き抜く才能は備わっているはずです。
作られた常識にとらわれず、
イエローの世界の「自由」「好奇心」をうまく操り、
苦手意識をもって避けてきたことや、
興味はあるけどやったことがない、
こういった領域にチャレンジ「行動」してみることが、
質のいいライフスタイルに繋がるのではないでしょうか。
これからは、“ポジティブイエロー”な時代。
「トリエ」カラーを意識して、
自分を楽しませる人生を送りませんか。
そして最後は自分に「祝福の鐘」を鳴らしましょう。
writer 成海 舞乙(mao narumi)
torie本部講師 成海 舞乙
torie認定 色彩心理メンタルトレーナーを開講出来る、数少ない講師の一人として活動しています。色彩心理学×ライフスタイルで、他人の目を気にせずラクに生き、自分のために生きるきっかけ作りのお手伝いをしています。